会社案内 分析機器?科学機器遺産認定

分析機器?科学機器遺産認定

分析機器?科学機器遺産認定

概要

この度、社団法人日本分析機器工業会/日本科学機器協会より、国民の生活?経済?教育?文化に貢献した貴重な分析技術/分析機器や科学機器を文化的遺産として、後世に伝えることを目的に「分析機器?科学機器遺産」の認定制度が導入され、弊社DS-301型 赤外分光光度計、ORD/UV-5型 旋光分散計、IR-G型 回折格子赤外分光光度計、IRA-1型 回析格子赤外分光光度計が認定されました。
これらの装置は、日本分光本社の分析機器歴史展示コーナーに展示しております。

DS-301 赤外分光光度計

DS-301型は、財団法人応用光学研究所が製作した赤外分光光度計です。ダブルモノクロメーターおよびトリプルパス型のユニークな光学配列を有しており、当時最高級機と言われたパーキンエルマー社製21型を凌駕する性能を誇りました。
分散素子として敢えてNaClプリズムを採用するなど、光源、光学素子から赤外線検知器(真空熱電対)に至るまで、全ての部品を自分たちで作ることによってより高分解能測定が可能となり、測定波数範囲: 4,000~400cm−1、スペクトル分解能: 0.5cm−1以下、透過度再現性0.5%以下という、当時最高レベルの性能を実現しました。
石油を原料にした材料化学が、戦後の復興から高度経済成長に至る原動力となったこの時期において、有機化合物の反応、構造、純度などに対する化学研究ツールとして、赤外分光光度計は必要不可欠なものとなりました。
1959年(昭和34年)には1959年度大河内記念技術賞を受賞しました。財団法人応用光学研究所は、大学?民間からの装置需要の高まりに応えるため、1958年(昭和33年)、赤外分光光度計部門を分離し、そのことによりついに日本分光工業株式会社が誕生しました。
DS-301 赤外分光光度計
DS-301 赤外分光光度計

ORD/UV-5 旋光分散計

ORD/UV-5型は、1964年に完成した自記式の旋光分散計です。2つの石英プリズムを使用したダブルモノクロメーター方式の紫外可視分光光度計でもあります。このモノクロメーターに偏光子ローションプリズムを搭載し、対称角振動方式により旋光角度を自動的に記録する旋光分散計の機能も併せ持つ他に例を見ないユニークな分光システムでした。
有機化合物の中でもとりわけアミノ酸などのように生体を構成、あるいは生体に作用する分子には、その化学構造に左?右の光学異性体が存在します。そして、それらが生体へ異なる作用(生理活性)を行うことが知られています。
当時、安全であったはずの睡眠薬「サリドマイド」の催奇形性が社会的事件(薬害)となったのが1961年のことでした。この左右の分子の識別に、旋光分散計が果たした役割は計り知れません。因みに旋光分散計の試作開発の過程で、光学活性物質であるテストステロンのスペクトル測定に成功したのは、1961年7月のことでした。本機は、応用光学研究所以来の「赤外の日本分光」に転機をもたらしました。
ORD/UV-5 旋光分散計
ORD/UV-5 旋光分散計

IR-G 回折格子赤外分光光度計

IR-G型は、分光器に回折格子を用いた卓上型の汎用赤外分光光度計です。プリズムに比べて分散の大きい回折格子を採用、次数分離用低迷光フィルターと組み合わせることによって、小型でありながら、高品位な赤外スペクトル測定が可能な分光光度計のさきがけとなりました。
刻線数の異なる3枚の回折格子の自動切り替え機構を搭載し、4000cm−1(2.5µm)から400cm−1(25µm)までの幅広い波数領域を一度に走査でき、かつクラス最高の分解能と、測光安定性によってベストセラー機となりました。赤外分光法の基礎研究から産業応用に至る普及に大きく貢献しました。
IR-G型 回折格子赤外分光光度計
IR-G 回折格子赤外分光光度計

IRA-1 回析格子赤外分光光度計

IRA-1型は、1969年に完成した赤外分光光度計です。小型?低価格でありながら操作性?メンテナンス性を大きく向上させ、一気に世の中に普及しました。
光学系は、回析格子を3枚から1枚にし、光源を新たな特殊ニクロムに切りかえることで極限まで光学系のエネルギー効率を上げました。また、当時最先端の電子技術(トランジスタ技術)を全面に採用することで故障を抑えつつ、サ-ビスメンテナンスしやすい製品としました。
この低価格で扱いやすい製品は、生産台数約1000台を記録し、赤外分光光度計の普及に貢献しました。
IRA-1型 回析格子赤外分光光度計
IRA-1 回析格子赤外分光光度計

UVIDEC-100型 高速夜体クロマトグラフ用紫外分光検出器

1973年、高速液体クロマトグラフ専用検出器としては世界初の可変波長型紫外吸収分光光度計を完成させました。
光源には重水素ランプ、分光器にはモンクギリーソン型モノクロメーターを採用、出射スリットと試料セルを一体化することでエネルギー効率を飛躍的に向上しました。 これらの工夫により、ノイズの除去とドリフトが低減、試料に対して最適な波長を選択できることから、当時ガスクロマトグラフに対して最大の欠点と指摘されていた液体クロマトグラフの高感度検出を実現することができました。
この検出器は波長可変でありながらコンパクトで低価格、またセルはカセットテープにヒントを得てワンタッチ着脱式として操作性の向上を図りました。
この高速液体クロマトグラフ専用検出器は「UVIDEC-100」と命名され、改良を加えながら「UVIDEC-100V」までモデルチェンジを重ね、またその間に国内外で広くOEM製品として採用され海を渡ることとなりました。
その生産台数は累計数千台を越えるベストセラー機へと成長し、高速液体クロマトグラフの普及に大いに貢献しました。
UVIDEC-100型 高速夜体クロマトグラフ用紫外分光検出器
UVIDEC-100型 高速夜体クロマトグラフ用紫外分光検出器
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